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WHAT IS THE OBJECT? by Richard Tuttle

 

 

アメリカ人アーティスト、リチャード・タトル(Richard Tuttle)の作品集。

 

作者は、オブジェクトや作品はコミュニケーションのために存在すると捉えている。多くの人々は、オブジェクトが投げかける問いに対する答えを歴史の中に探し求める。それに対し、作者にとってはその問いこそが芸術作品を生み出す原動力なのである。つまり鑑賞者に対し、オブジェクトが何を、いかにして意味するか、作品を通して疑問として投げかける。

 


本書は、2022年に「バード大学院センター(Bard Graduate Center)」内ギャラリーにおいて開催された個展「Richard Tuttle: What Is the Object?」に伴い刊行された。自ら50年間に渡り蒐集してきたオブジェクトのコレクション、またそれに関する自身の見解を記録したインデックスカードを紹介する形式を用いた初の刊行物である。

 


ベルギー人ブックアーティストのリュック・デレイケ(Luc Derycke)が「オブジェクトとしての本」として造本した本書は、オブジェクトの意味性という難題を本の形で提起している。

アメリカ人作家レニー・グラッドマン(Renee Gladman)は、詩的なノンフィクションにおいてオブジェクトが持ちうる意味の分析を、歴史家でバード大学院学長・教授のピーター・N・ミラー(Peter N. Miller)は、ある種の哲学的探究としての作者の作品についてのエッセイを寄稿。

インタビューに加え、作者による詩、集めたオブジェクトのコレクションについてのシュールレアリスティックなショートストーリーも収録している。

 

オブジェクトのコレクションとインデックス・カードは、アメリカ人写真家であるブルース・M・ホワイト(Bruce M. White)が精巧に撮影し、本書を豪華な図版に仕上げている。

WHAT IS THE OBJECT? by Richard Tuttle

¥18,150価格
  • hardcover
    204 pages
    185 x 290 mm
    color, black and white
    2022

    published by BARD GRADUATE CENTER

    published by YALE UNIVERSITY PRESS

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