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philosophy

ひとりの人が眼鏡を着用する、又は着用しない理由は様々です。
前者では視力の補正の為、服装のコーディネイトの為、紫外線の防止 …。
後者ではそもそも視力は悪くない、コンタクトで間に合っている、わずらわしいetc …。
この様にそれぞれに理由は様々で、どの選択も一個人の最良の判断のもと選択されたものと思われ、私たち眼鏡に携わる人々は誰もそれらを強要することは出来ません(医療的な判断を除いては)。
私たち眼鏡を生業とする人々が共通して願う事は、眼鏡を着用する人口の増加です。
その為には眼鏡がもっと身近な存在になる事が必要です。
それは「気心の知れた仲間や、相棒の様な存在」である事。
そしてライフスタイルの中に自然とある「ワードローブ」の様な存在である事。
私たちは早速、これらの条件を満たす最良のレンズの選定・フレームデザインを考え始め、眼鏡の生産に取り掛かりました。そして、それらの眼鏡を「BuddyOptical」と名付けました。
〈Buddy〉とは英語で親友や相棒を意味し、戦友の様なとても近しい存在を表します。
また眼鏡をかけて人前に出る事が美徳とはされなかった時代に、そういった人々の意識を一気に変えさせた偉大なるミュージシャンのイメージを反映したものです。

 

誰もがこの眼鏡に親しみを持ち、そしてクールでいられるように。

デザイナー / 池 原 玄

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BuddyOpticalのファーストコレクションは1960年代〜1970年代の大学に通う若者達のファッションをイメージしました。大学生又はその年頃は最も好奇心旺盛で、ファッションに対して貪欲な時期と言えます。アイビープレッピーというファッションスタイルも彼らが作り出したもので、これらのスタイルは今も幅広い年齢層に支持され、決して古びることはありません。

そして彼らのスタイルは、正装である事を中心軸として発展していったものですから刺激的なデザインは必要なくベーシックで社会的なものでした。

ヴィンテージのカレッジTシャツやスウェットを身につける様に難しいコーディネイトは必要なく、普段着でいつも身につけることが出来るよう、当時のイメージを損なわず現代的に仕上げています。

日常に溶け込みながらも、ファッションに貪欲さを持ちつづける事を忘れて欲しくないという思いからファーストコレクション“Feelcollege”は生まれました。彼らの生み出したスタイルと同様、幅広い年齢層をターゲットとし、およそ20代〜50代の男性の着用を意識したデザインとなっています。また、各モデルにUSカレッジの地名またはその略称をつけています。

これらのモデルから、カレッジやユニバーシティの空気を感じて下さい。

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現状のファッションアイウェアを "f" (フォルテ)とするならば、 本コレクションは "p" (ピアノ)でありたいと考えます。

また各モデルにはドイツ語で『ドレミファソラシド』にあたる "c , d , e , f , g , a , h "を配しその名称としています。

音階が異なる様にそれぞれのモデルの表情も少しずつ違います。

選ぶ人、一人ひとりが最適な " 音 " に出会う事を願います。

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